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韓国聯合ニュースによると、韓国軍関係者は17日、旅客船「セウォル」号の沈没事故発生を受け、韓国海軍は今月下旬に中国で開催される海軍シンポジウムと多国間の海上合同演習への参加を取りやめる意向を示した。17日付で中国新聞網が伝えた。

中国は海軍設立65周年を記念して今月下旬に山東省青島で西太平洋海軍シンポジウム第14回年次総会を開催、これと同時に多国間の海上合同演習を企画した。韓国は「仁川艦」と「文武大王艦」を派遣して演習に参加する予定だった。

今のところ、韓国軍は艦艇26隻と航空機3機を派遣して救助活動を展開。海難救助隊の隊員92人、海軍特殊作戦部隊の隊員122人、特殊作戦隊員152人が行方不明者などの捜索にあたっている。

16日午前、400人余りを載せた「セウォル」号(6825トン級)が韓国全羅南道珍島郡観梅島から南西に約3キロの海上で沈没事故を起こした。これまでに179人が救出されたが、9人が死亡、287人が行方不明だと伝えられている。

(編集翻訳 小豆沢紀子)